組織、人の能力を最大限に活かすには。

人事屋のよねちゃんこと米澤です。そもそも社員は会社に何を求めているのか、会社はどう応えようとしているのか。一般的な企業でも社員の価値観が従前以上に多様化、個性化しています。そして、社員の欲求と会社の達成度に大きなギャップがあることです。

調査結果の傾向

東京海上日動火災保険が昨年10月に企業を対象に各企業の社員に調査した結果、「企業の事故や不祥事の原因を探ると社員の労働意欲や士気(モチベーション)低下が根底にある」(東京海上日動リスクコンサルティング)。社員のモチベーションを評価し、適切な対処を施す。そんな試みに社員の反響は大きいという。なぜ企業は改革を繰り返すのに、社員の士気は高まらないのか。経営者の多くが陥りがちな誤解がそこにはある。例えば、トップのビジョンが立派でも幹部の行動がそれに伴わない場合などです。

課題解決

どんなに人事制度をいじくっても社員の満足は向上しない。仕事の達成感や上司の評価、責任ある仕事を任せてもらって士気があがり、能力も発揮できる。社員の願望に応える仕組みをどう築くかが重要なのだ。社員の価値観は、千差万別で具体的な対応策をとるのは極めて難しい。結局、経営者は満足度調査をした事実だけで満足してしまうことが多い。昨年実施した満足度調査は、現状の社員の状況を診断する「健康診断型」ではなく、「仮説検証型」の従業員意識調査をしました。総花的に満足度を聞くのではなく、会社が5年後にどんな方向を目指すのか、その為組織や人事制度はどうあるべきかを決め、その上で社員の声を聞き、対応策を考える方法です。会社の目指す姿と社員の満足度をあわせていく作業が重要です。

組織、人の能力を最大限に

会社のビジョンと社員の価値観がピタリとあえば、一人ひとりの能力をもっと引き出せる。大きな会社、大きな組織のマネジメントに必要なのは平均で捉える大雑把なマクロの目ではなくもっと個の欲求とチームワークを意識したミクロの目です。

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